鮮度保持包装について

鮮度保持包装というのは、食品の鮮度や腐敗を軽減することができる機能をもたせた包装のことだそうです。
通常は鮮度保持剤を封入した小袋を一緒に包装するのだそうです。
鮮度保持剤には、乾燥剤、脱酸素剤、アルコール製剤、熟成ガス吸収剤などを使うそうです。
脱酸素剤というのは、包装容器の内部の酸素ガスを連続的に吸収する製剤だそうです。
鉄系と有機系とがあるそうですが、衛生的には問題がないそうです。
鉄系としては、還元鉄の無機質が主成分で、活性炭やゼオライト系が含まれるそうです。
種類として、低水分系食品用に空気に触れて反応する自力反応型と、多水分系食品用に水分を吸収して反応する水分依存型があるそうです。ただ、この場合は、金属検知器の異物検出ができないということがあるようです。
鉄系のもので水分依存型は、高湿度の空気に触れてから酸素を吸収するそうです。
また空気に触れると酸素を吸収する自力反応型のものがあるそうです。
有機系としては、アスコルビン酸(ビタミンC)の酸化防止効果を利用したもので、有機系脱酸素に不活性ガス発生剤を加えた製剤があるそうです。
脱酸素によって20%の容積が減った分を、CO2で補完できるそうです。
この方法は軟弱な多孔質食品にも利用できるそうです。腐敗菌の制菌作用も付加することができるそうです。
さらに、電子レンジに適応して、金属検知器も利用できるそうです。
脱酸素剤は、容積に対して製剤量を適切なものにすれば、無酸素状態になるそうです。
袋内の酸素だけでなく食品内部の酸素まで吸収するそうです。
効果が最高になるのは、20~40℃だそうです。そのため封入してすぐに冷蔵するということをすると脱酸素速度が低下してしまうので注意が必要だそうです。