レトルトパウチに要求される耐熱性

レトルト食品の製造工程は、最初に調理、あるいは半調理された食品がロータリ一式充填シール機により、レトルト食品用袋に充填後密封シールされます。レトルト食品用袋のラミネート材がロールより供給され、製袋を行いながら充填シールを行う方式のものもあります。密封シールされたレトルト食品用袋はレトルトにより殺菌、冷却、乾燥後カートンに入れられます。レトルトによる加熱殺菌は、酸性食品の場合、100℃以下でも十分であるが、低酸性食品(pHが4.6より高い食品)の場合は、100℃以上の加圧殺菌が行われます。現在実用されている殺菌温度は、100~135℃の聞で、充填される食品の種類によって温度が異なります。レトルト食品用袋としては、殺菌温度の違いにより耐熱性の異なる材料のものが使用されています。以上のような製造工程でレトルト食品用袋を使ったレトルト食品が製造されますが、この工程では、次のような耐熱性がレトルト食品用袋に要求されます。一つ目に、密封シール工程で外面材料が溶融し外観不良を起こさないこと及びシール部が収縮しないこと。二つ目に、レトルト時にシール強度が異常に低下し、破袋しないこと、言い換えるとレトルト食品用袋を構成する材料の融点は少なくともレトルト温度より高いこと。三つ目に、レトルト時にレトルトパウチが収縮・変形しないこと。最後に、レトルト処理により落下強度などの強度低下がないことが挙げられます。

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